北海道のソウルフードメイカーベル食品

スープカレーの日スープカレーの日

スープカレーのSTORY

一般的なカレーの歴史

明治初頭に日本に登場、今では手軽に食べられる国民食

世界中に植民地を広げていた大英帝国には、東インド会社を通じて様々な異文化が流入する。
17世紀にインドで一般的な料理「カレー」の混合スパイスとして「ガラムマサラ」が米とともに紹介され、カレーがイギリスの食卓に登場する。
19世紀初頭、このガラムマサラを「カレーパウダー(粉)」としてC&B社が発売したことで、さらにイギリス人の食生活に浸透することとなった。

日本に登場するのは明治初頭。「西洋料理=文明開化」として積極的に欧米文化を取り入れていた日本は、
牛肉を手軽に食べられる料理として「カレー」に注目し、海軍などでも「ライスカレー」をメニューに加えた。
全国的には、日露戦争で兵士の糧食として採用されたことから、カレーは広く知られるようになった。
明治の中頃には、東京でカレーうどん、大阪ではカレー南蛮が登場するなど、
日本の伝統食であるうどんやそばにもカレーをいち早く取り入れていく。
大正初期には洋食店のみならず、カレールウの発売で一般家庭でも食される機会が増え、
カレーは最先端の「洋食」を手軽に食べられる国民食として認識されるようになる。

札幌の歴史にカレーが登場したのも明治時代。
「Boys be ambitious」の言葉で知られるクラーク博士が、赴任していた札幌農学校(現在の北海道大学)でライスカレーを推奨し、全寮制の札幌農学校の食事のすべてが洋食だった。

ちなみに、カレーパン登場は、昭和初期の東京で、「洋食パン」の名で売られていたが、いつの間にか「カレーパン」と呼ばれ、親しまれるようになる。

スープカレーの発祥

札幌のスープカレーの始まりは、1971年(昭和46)。
札幌市中央区の「薬膳カリィ本舗アジャンタ」が、小麦粉を使わないインド風の具なしスープ状カレーを提供したことといわれる。

その店名の通り、30種類のスパイスと15種類の漢方薬をスープとして食べることで、「滋養強壮」や「消化促進」、「健胃」などの薬効を取ることを目的としている。
そして1975年(昭和50)頃、「アジャンタ」は、常連客の要望から、ダシとして使用していた野菜・鶏肉等を捨てずに提供し始め、現在のスープカレーに近いスタイルが誕生した。

その後、市内各所でインド風・東南アジア風のスープ状カレーを提供する店は静かに増えていったが、統一した名称はなく、スープカレーという料理名は1993年(平成5)の「マジックスパイス」開店を待つことになる。

爆発的なブームを築く

1990年代後半は、札幌市内にスープカレー専門店が多く登場した時代である。
同時に口コミ等で、それまで一般的ではなかったこの料理のファンが急増。
2000年(平成12)頃、若者を中心に爆発的なブームとなった。
さらにマスメディアでもラーメンに続く札幌の新名物として取り上げられる機会が増え、次第に全国的な知名度を確保し、東京をはじめ大阪などにもスープカレー店の出店が続いている。

2001年(平成13)1月にオープンした横濱カレーミュージアムにスープカレーを出す店も登場するが、食べ慣れているルーカレーと違ってサラサラとしたスープには賛否両論だった。
ルーカレーは長時間煮込み、深い味わいを出すのに対して、スープカレーはスパイスの風味を損なわないよう、短時間で作るなどの違いがある。
そのため「カレーライス」としての好き嫌いが分かれてしまう傾向があるほか、食べず嫌いな人も多い。

しかし、スープカレーのスパイシーな風味や野菜が大きなまま煮込んであるため、ヘルシー志向の女性を中心にファンも増えている。

現在におけるスープカレー

スープカレーが注目されるようになって約10年。
札幌のみならず、北海道、そして日本全国に広まり、ひとつの料理として「スープカレー」は受け入れられてきた。
家庭でも気軽に食べられる有名店の味を再現したレトルト食品をはじめ、多くの商品がスーパーマーケットなどに並ぶようになった。

“スープカレーを家庭で…”開発

スープカレーが札幌の名物になるには、様々な伏線がある。
ラーメン、ジンギスカンに続く名物料理をテレビ、情報誌などのメディアが中心となって探していた。
地元札幌のテレビ局主催の「カレー博覧会」にタレントの大泉洋氏が、
自身の「こだわりのカレー」で出店することになり、広告代理店を通じてベル食品に協力の打診があった。

大泉氏と若い開発スタッフが「協力しあって、カレーを創りあげる」という過程が活性化などにもつながる、と考え協力を決めた。
この関係が、その後のスープカレー開発へとつながる。

もともと、大泉氏は「スリランカで食べたカレーを再現したい」という、並々ならぬ思い入れがあり、カレー博でスープカレーを作りたかったが、多量の鶏肉を用意しなければならないほか、技術的な問題などからあきらめた経緯がある。
しかし、大泉氏の熱意が、若い開発スタッフにも伝わり、仕事だけではない友情や仲間意識が生まれた。
この頃の大泉氏は全国的な知名度が高くなく、約2年間かけて工場のスタッフとともに試作品作りに情熱を注いだ。

しかし、苦労も多かった。開発スタッフは、大泉氏の「思い」を実現するために試行錯誤を繰り返し、時には意見の相違など、ぶつかり合うこともあったという。
ベル食品にも、北海道・札幌発信の商品を全国に広げたいという強い意志はあった。
これは、ラーメンスープ「華味」や「成吉思汗たれ」などを、どの食品メーカーよりも早く開発・販売するなど、新商品に対する開発力や企画力への自信もある。

そんな時に偶然の出会いから、スープカレーの商品化が始まり、発売前に大手スーパーマーケットから強い販売要請があり、注目度、期待度は高まっていった。
そして2004年(平成16)、ついに大泉洋プロデュース「本日のスープカレーのスープ」を発売。

大泉氏が出演するテレビ番組が、試作の様子などを放送したこともあり、予想を大幅に上回り、2005年(平成17)度には大ヒット商品となった。
大泉氏も全国的な人気となり、所属する劇団の公演やテレビなどで日本中に宣伝されていく。
今では、北海道土産として新千歳空港での売上も大きく伸びている。その後も「スープカレーの作り方」「本日のスープカレーのスープAsia」「食べるスープカレー」などを発売するなど、商品開発は、今も続いている。

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スープカレーで代表的なSPICE

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  • クミン

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スープカレーの代表的なVEGETABLE

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  • ブロッコリー
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  • じゃがいも
  • なす
  • ピーマン
  • れんこん
  • ごぼう

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